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パーソナルトレーニングジムaimaFIT

  

血流 龍穴

2024/12/09

人体は動かすことで機能するように作られています。適度に動かすから血液が滞りなく流れ、筋肉や骨、皮膚などの健康が保たれています。動く物を動かさなくなると、それは動物的な機能を失うことになり、悪くなります。

そして体のどこかにしわ寄せがいき、生活習慣病だけでなく、こりや痛みの原因にもなります。

IT化やAI技術の発達により、生活がとても便利で快適になる一方で、加速度的に体を動かさなくなり、様々な問題を抱えるようになりました。筋肉量の低下はその一つです。筋肉は使わなくなるとどんどん細くなり、自分の体を支えることができなくなります。そして血流も悪くなります。血管は筋肉の中にも通っているため、体を動かさないと血流が悪くなり、全身に酸素や栄養素を充分に届けられなくなります。血流が悪くなると体に様々な不調があわられます。

わかりやすく現れるのが「肥満」です。血流が悪ければやせにくくなり、体脂肪が増える、息切れがしたり疲れやすくなったりする。さらには「高血圧・高血糖・動脈硬化」など、大病のリスクに繋がり、「がん・心疾患・脳血管疾患・高血圧性疾患・糖尿病・腎疾患・肝疾患」などの生活習慣病になります。この生活習慣病で日本人の半数以上(56.8%)が亡くなっています。

このような「健康ではないが病気でもない」状態は、薬では解決できないです。たとえば、健康診断の結果が悪く、慢性的な不調や痛みを抱えていて病院に行ったとしても、医師からは「普段から運動しましょう」と言われて終わります。そんな経験をした方も多いと思います。逆に健康診断の結果に異状がなかったとしても、人間の体は適応能力に優れており、不調の状態を感じさせないようにする力も備わっています。

体が悪い状態でも、それにだんだんと体が慣れていき気づかない状態となります。
私も、もともと悪い状態を経験しており、30歳になるまではそれに気づかずにいました。だからこそ、悪い状態になっている人のお気持ちがすごくよくわかります。
私の運営するジムでは、老若男女、病気やケガをされた方、さまざまな方が来られます。

ジムに通う方は運動好きと思われるかもしれませんが、ほとんどの方が運動が苦手で、やってこなかった人たちです。
「やせたい」「健康になりたい」「運動不足をなんとかしたい」だけど「自分では続けられない」悩む人です。
そして私もその一人でした。

家族や知人から「何をすれば体がよくなるの?」と訊ねられます。「腰が痛い」「膝が痛い」「ふくらはぎがつる」など頻発する「ちょっとした痛みや不調」を訴えてくるので、その都度最適なものを提案してきました。しかし「時間がない」「面倒くさい」と、結局やらずじまい。。また就労継続支援B型事業所の利用者の方やスタッフにも運動指導を行っていますが「とにかく簡単で、短時間で効く方法を知りたい」というご要望に応える必要があります。

みなさん共通して、運動が体にいいことは分かっているし、自分に必要ということも理解しています。でもなれない運動をたくさんこなすのはしんどいし、おっくうに感じてしまいます。

もちろんトレーナーとしては、ストレッチも筋力トレーニングも全部やって体をよくしてほしいですが、すべてをこなそうとするとかなり時間がかかります。しかも1度や2度、たくさん運動をしたり、いい食事をしたりするだけでは体は変わりません。習慣化が必要です。そうなると運動するという一歩を踏み出せない、運動習慣が続かない人は、完璧な運動メニューよりも、短時間でコツコツ続けられる運動のほうが間違いなく効果があります。

「とにかく短時間で一番効く方法を知りたい」という要望は、運動をしたくても続けられない人の切なる願いです。それに応えるために今、1冊の本を作っています。

「運動をする」というよりは「血流を良くする」そのために動かす。結果的にそれは運動になるのですが、少しでも多くの方々が実践しやすいようなメニューで構成しています。

大きな結果や目標、大きな理想をイメージすると、それを得るため必要な行動は大きくなり、挫折してしまいます。
まずはやってみて、それを週に一回からでもいいので初めて、少しずつ増やし、毎日できるようになったらそれを継続し、1年経った頃には、「体が良くなった」と実感できると思います。

健康を維持したい、日々の生活を快適にしたい、そしてaimaFITのコンセプトである「合間の時間で人生を豊かにする」を叶えるために、たくさんの方々に実践していただければと思います。

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